カフェインの代わりに「軽い有酸素運動」でも認知機能を改善できる
目次
カフェインに頼りすぎると慢性的に疲れる
コーヒーは、大きなメリットもあるんですが、
カフェインばかりに多量に摂取してしまうと、カフェインの効果も薄れ、慢性的に疲れてしまうことも。
以前、毎日コーヒーを飲み続けていたとき、だんだんとコーヒー覚醒効果が薄れ、慢性的に身体が怠くなってしまったときがありました。
コーヒーをやめたら、見事にだるさがなくなっていきましたね。
朝のコーヒー1杯の代わりに軽い運動
コーヒーを飲む代わりに軽く運動することで、
カフェインを摂取した場合と同じメリットを得られる研究データがあります。
心理学ベースの運動学について研究するAnisa Morava氏らいわく
研究チームは健康な成人を対象に、「20分間トレッドミルで活発に歩いた場合」と「小さなカップに注がれたコーヒー1杯分に相当する量のカフェインを摂取した場合」とで、ワーキングメモリに与える影響がどの程度違うのかを実験で確かめました。
実験の結果、中程度の有酸素運動を行った場合に見られるワーキングメモリの改善は、コーヒー1杯分のカフェインを摂取した場合と同程度であることが判明。
つまり、コーヒーを飲んで頭をハッキリさせる代わりに有酸素運動を行うことで、コーヒーを飲んだ場合と同程度に認知能力を改善できるだけでなく、有酸素運動によるメリットも享受できることが研究から示唆されたとのこと。
カフェインの副作用がなく、認知機能を改善できるのが得られるのが大きなメリットですね。
どのくらい運動すればいいのか?
自然科学情報誌『Nature Scientific Reports』
ランニングマシンで20分の早歩きをすれば、平均的なサイズのコーヒーを飲んだときと同じだけ集中力が増すという。
20分の軽い運動だけでもコーヒー一杯分の効果が得られるようです。
コーヒーの代わりに朝散歩をしてみる
朝散歩をすると、「朝日を浴びられる」「リズム運動ができる(ウォーキングなど)」ことで以下のメリットがあるようです。
セロトニンが活性化される
セロトニンは、覚醒、気分、意欲と関連した脳内物質で、セロトニンが低下するとうつ的になります。セロトニンが活性化すると、清々しい気分となり、意欲がアップし、集中力の高い仕事ができます。
体内時計のリセット
体内時計は身体のなかで一定のリズムをきざみ、朝日を浴びることでリセットされ、夜にぐっすり眠れるようになるそうです。
ビタミンDの生成が出来る
ビタミンDの原料は「紫外線」です。皮膚に日光(紫外線)が当たると、ビタミンDが生成されます。
15~30分の朝散歩をすれば、1日に必要な量のビタミンDの生成が行われます。
まとめ
・カフェインの代わりに軽い運動で認知機能改善できる
・朝散歩で安眠効果、メンタル改善も出来るかも
デスクワークの方は朝に散歩してから作業すると、頭が覚醒するのを実感できるかと。
朝の散歩は本当に気持がいいので個人的にもおススメです。