低糖質ダイエットは本当に効果があるのか?

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目次

 

 

低糖質ダイエットは本当に効果があるのか?

 

アトキンス・ダイエットをきっかけに、世の中には炭水化物を減らせば痩せる。

という話が信じられるようになり、多くの人が実践するようになりました。

 

しかし医療情報を提供しているコクランは、

低炭水化物ダイエットは他のダイエット方法よりわずかに体重を落とす効果があるものの、健康上の利点の差はほとんど認められなかった。

ということを発表しました。

 

 

以下が調査内容です。

 

炭水化物含有量が異なる減量食で比較。

1、低炭水化物ダイエット(炭水化物は総エネルギーの10%未満)

2、「バランスの取れた」炭水化物ダイエット(炭水化物からの総エネルギーの45〜65%)

 

低炭水化物ダイエットを3~8.5カ月間続けた人は、バランスの取れたダイエットを行った人に比べて平均で1kg多く体重が減少したことが分かりました。

 

実験の期間が1~2年間と長期で見た場合、バランスの取れた炭水化物ダイエットと低炭水化物ダイエットの差は1kgを下回ったそうです。

 

長期的に見ていくと大きな差はなくなっていくようですね。

 

 

 

イギリス・ニューカッスル大学の栄養学者であるクレア・コリンズ氏は

コクランの検証により、低炭水化物ダイエットでもバランスのとれた炭水化物ダイエットでも減量に効果的だということが示されました」と結論づけました

 

糖質を制限しても体重は減りますが、

糖質を摂取しても栄養素のバランスが良ければ体重は減っていくんですね。

 

 

炭水化物は、脂質、タンパク質とともに3大栄養素

炭水化物は、脂質、タンパク質とともに3大栄養素であり、脳や体を動かすといった主にエネルギー源として利用される大切な栄養素です。

 

コリンズ氏らは、

「低炭水化物ダイエットをする時は、慎重に計画を立てないと栄養不足になってしまうので注意が必要です。

従って、炭水化物が好きな人がダイエットに臨むのであれば、エネルギー密度が高く栄養価が低い超加工食品を避け、健康的な食品から炭水化物を摂取しつつ総エネルギーや炭水化物の摂取量を減らす計画を立ててください」

とのこと。

 

そして、

ダイエットで不足しがちな食物繊維、カルシウム、ビタミンB1葉酸が豊富な食品を「低炭水化物」と「高炭水化物」に分けて紹介してくれています。

 

その食品は、以下の通りです。

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食物繊維
・低炭水化物:ほうれん草、新鮮なベリー類、アーモンド、カリフラワー
・高炭水化物:全粒粉のパン、りんご、ヒヨコマメ、サツマイモ

 

ビタミンB1
・低炭水化物:サーモンなどのトラウト類、マグロ、ひまわりの種、牛肉、酵母エキス
・高炭水化物:玄米、黒豆、全粒粉のパン、ヨーグルト

 

カルシウム
・低炭水化物:ハードチーズ、骨付きのサケ缶、アーモンド、木綿豆腐
・高炭水化物:ソフトチーズ、ヨーグルト、牛乳

 

葉酸
・低炭水化物:緑の葉物野菜、アボカド、ブロッコリー、ピーナッツ
・高炭水化物:栄養が強化された全粒粉シリアルや全粒粉のパン、玄米、オレンジ

 

 

まとめ

今回の研究では、

「バランスの取れた」炭水化物ダイエットでも低炭水化物ダイエットでも減量に効果があった。

長期的にみていくと大きな差はなくなっていくので、体調に無理なくつづけていけることが大事ですね。

 

 

僕自身もあまり糖質を取らないんですが、取らな過ぎても身体が怠くなってしまいます。

たまにサツマイモやかぼちゃを食べるんですがすこぶる身体が元気になりますね。

 

バランスのいい食事を心がけたいものです。

もりもり食べてしまうので、、、

 

 

皆さんもご自身の食事を見直すとき、

今回紹介した食品リストも参考にしてみてくださいね。