NASAの宇宙パイロット採用モデルから生まれた理論
PCM(R)の理論
NASAで採用しているPCM(R)(=Process Communication Model)という論理がありまして、
宇宙船内は狭く、船内の温度も低い中、死と隣り合わせの任務。しかも、パイロットたちは人種も違えば言葉も価値観も違います。そんな極限状況で、なぜ宇宙パイロットは心が乱れないのでしょうか。
それがPCM(R)(=Process Communication Model)と呼ばれるものです。このPCM(R)はNASAの宇宙パイロットが、ストレス耐性テストの際に用いられる交流分析法で、このコミュニケーションモデルを知っているからこそ、過酷な任務にも耐えられるのです。
というものです。
簡潔に書いていきますと、人がストレスフルな状態になっているときは疑問符が多くなり、「なぜ?」と思うようなことがキャパを超えてくると、イライラしたり、不安になったりするようです。
後ろでライオンの鳴き声がしたら、怖くなります。
しかし織の中に入っていることが分かったら安心しますね。
逆にストレスに強い人というのは疑問符を「認識できる」人のようです。
ある程度疑問符が多くなっても、自分で認識が出来ていればイライラや不安にはなりずらいですね。
男性より女性の方が強いと言われる要因も、女性の方がグレーゾーンが広いそうで分からない問題や、疑問を白黒つけず置いておけるスペースが広いそうです。
一方男性は、問題を白黒つけたがる傾向が多いようでグレーゾーンのキャパが少ないそうです。
このあたりがストレス耐性にもつながるのかもしれませんね。
ストレスがかかったときの感情パターン
そして
人のパターンに3種類あるようでして、ほほえみの人、笑い顔の人、真顔の人。
ほほえみの人は
「安心、安全」を指針に動いていく人。
ストレスフルな状態だと「おどおど」した態度になり、「不安」「悲しい」と言い、
ストレスがない状態だと「にこにこ」した表情へ。「みんなありがとう」「うれしい」と言葉を発するようになる。
笑い顔の人は「エキサイティング」を指針に動いていく人。
ストレスフルな状態だと「うだうだ」した態度になり、「まじ、めんどくさい」と言い、ストレスがない状態だと「ノリノリ」した状態へ。「イェーイ、楽しい」と言葉を発する。
真顔の人は「能力の承認」を指針に動いていく人。
ストレスフルな状態だと「ピリピリ」した態度になり、「なぜ、やらないのか」と言い、ストレスがない状態だと「テキパキ」した状態へ。「よし、いけそう」と言葉を発するように。
休息、励まし方の方法
タイプによって休憩、励まし方がそれぞれでして、
ほほえみの人の休息方法は
・何も考えない時間をつくる
・1人の時間をつくってホッとする
声かけ方法としては「大丈夫」「支えあっていこう」などの安心感を感じるような言葉がけがいいようです。
笑い顔の人の休息方法は
・何かを口に入れて刺激する
・そとの空気を吸って気分転換
声かけ方法としては「気分変えて、さくっといこう!」などの「刺激」を感じるような言葉がけがいいようです。
真顔の人の休息方法は
・ストレッチ、筋トレをする
・考え事をする(ジョギング、掃除をしながら)
声かけ方法としては「あなたは間違ってない」などの「能力を承認」を感じるような言葉がけがいいようです。
より具体的な方法や、解説など 興味があるかたはぜひ、どうぞ。